日本財団 図書館


 

よりファイルの大きさが変化し、カラー画像(32bit)では最大で820k、内容にモノクロのデータが多くなるにつれ小さくなり、最も小さいものは計測データだけを記録したもので189kであった。このうち、カラーで記録されている画像を例に圧縮後のファイルの大きさについてみると、オリジナルおよびやICTは819k、JPEG(高)95k、JPEG(中)95k、JPEG(低)158kであった。

 

3、Format別の画像の鮮明度
150dpiで作製された画像につては、可逆圧縮であるPICT、TIFFおよび非可逆圧縮でも低い圧縮率のJPEG、GIFについては全く原画像と区別がつかない程度であった。また非可逆圧縮でも中等度のJPEG圧縮では、拡大することで画像の質の低下が認められた。しかし、高圧縮率のJPEGでは、拡大を行わなくても劣化が認識されたが、この場合においても臨床的判読には問題はなかった。100dpiでは、可逆圧縮であるPICT、TIFFおよび非可逆圧縮でも低い圧縮率のJPEG、GIFについては原画像と比べやや低画質という程度であった。中等度の圧縮率JPEGでは、および高圧縮率のJPEGでは、拡大を行わなくても劣化が認識されたが、150dpiと同様この場合も臨床的判読は可能であった。50dpiで作製された画像は、PICTにおいても原画像と比較して画像の粗さが目立ち、臓器の輪郭の認識は容易であったが、内部エコーについての判読は困難であった。

 

4、ファイルの大きさと転送時間(高画質用ビデオプリンターから採取)(表4)
150dpiで取り込んだカラー写真では、PICT(599k)8分40秒、GIF(158k)2分25秒、JPEG(高)(63k)40秒、JPEG(中)(95k)1分16秒、JPEG(低)(569k)9分06秒であった。一方、モノクロ写真では、PICT(347k)4分27秒、GIF(284k)3分50秒、JPEG(高)63k、27秒、JPEG(中)95k.1分03秒、JPEG(低)221k.2分59秒であった。
次に100dpiで取り込んだものでは、カラー写真はPICT(284k)4分0秒、モノクロ写真はPICTは(189k)2分44秒であった。
50dpiで取り込んだものは、カラー写真はPICT(98k)1分14秒、またモノクロ写真はPICTは(98k)58秒であった。

 

5、受信時間
上記のファイルを開くのにかかった時間は、モノクロ写真150dpi GIF(284k)は17秒、カラー100dpi(284k)16秒、カラー150dpi(599k)31秒必要とした。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION